比較について〜2つのもの・人に差がある場合②

今回も比較についてですが、
前回は「長い単語」の比較級を使っての問題に挑戦しました。

さっそくその解答編に入ります。

2つのもの・人に差がある場合②解答です。

①~⑤の日本語を(  )内の語数で英語にしなさい。
 
①夢はお金より大切だと私は思います。(9語)
※ a dream を用いて

②この問題は、あの問題より難しい。(8語)

③彼女はあの歌手より有名です。(7語)

④もっと速く(あなたの)仕事を終えなさい。(5語)

⑤この本はあの本より役立ちますか。(8語)

<模範解答>

① I think a dream is more important than money.

② This problem is more difficult than than one.

 ③ She is more famous than that singer.

④ Finish your work more quickly.

⑤ Is this book more useful than that one?

各問題のチェックポイントです。

①のチェックポイント
・少し難しい問題です。日本語の最後に「~と私は思います。」とあるので
→ I think (that) 文. の形です。この「文」の部分に比較に英文が入ります。
・比較に部分は、主語が条件から a dream で、動詞は「大切だ」という形容詞があるので、be動詞を使います。「お金より大切だ」と、「大切さ」を「お金」を比較の対象として「差のある表現」をしているので、比較級を用いて
→ important の比較級+than money となります。
◎important の比較級=長い単語の比較級:more important
☞ I think a dream is more important than money.

②のチェックポイント
・主語は this problem で、動詞の部分は「難しさ」について述べているので be動詞を用います。「あの問題より難しい」と、「難しさ」を「あの問題」を比較の対象として「差がある表現」をしているので、比較級を用いて
→ difficult の比較級+than than one となります。
◎ difficult の比較級=長い単語の比較級:more difficult
☞ This problem is more difficult than that one.

※one の使い方について・・・これはしっかり覚えよう!

・ここでの one は「もの」と言う意味で、すでに出た数えられる名詞の繰り返しを避けるために用いられる単語です。比較の文では、たいてい「同じ種類、ジャンル」のものを比較対象とすることが多いので、「もの」という意味の one を使用することが多いです。ですから、今回も problem を繰り返すよりも one という単語を使った模範解答としました。
(that problem でも不正解では言いませんが、that one の方がより簡潔なよい英文だということです。)

③のチェックポイント
・主語は she で、動詞の部分は「有名さ」について述べているので be動詞を用います。「あの歌手より有名」と「有名さ」を「あの歌手」を比較の対象として「差がある表現」をしているので、比較級を用いて
→ famous の比較級+than that singer
◎famousの比較級=長い単語の比較級:more famous
☞ She is more famous than that singer.

④のチェックポイント
・主語がないので、命令文です。動詞の部分は「あなたの仕事を終える(終えなさい)」なので、finish を用いて finish your work となります。「もっと速く」と、「すばやさ」を(表記されていませんが)「今の素早さ」を比較の対象として「差がある表現」をしているので、比較級を用いて
→ quickly の比較級 (than now )
※「副詞」の比較級の場合、「今より」→「もっと遅く、速く」などの表現を使うことが多く、その場合「今より ( than now )」は省略されることが多いです。
◎quickly の比較級=長い単語の比較級:more quickly
☞ Finish your work more quickly.

※ fast と quickly の違い・・・ちょっと難しいよ

・fast は「動いているもの・人」の速度が速い、というニュアンスで、quicklyは動作が「すばやい」と言う意味で短時間での作業・動作を意味するので、ここでは quicklyを使用するのが適切です。

⑤のチェックポイント
・まずは疑問文であることを確認しましょう。
・主語は this book で、動詞の部分は「役立つかどうか」について述べているので be動詞を用います。「あの本より役立つ」と、「役立つかどうか」の度合いを「あの本」を比較の対象として「差のある表現」をしているので、比較級を用いて
→ useful の比較級+than that one (の疑問文)
◎usefulf の比較級=長い単語の比較級:more useful
☞ This book is more useful than that one.
☞ 疑問文( is を文頭に ) にして、
Is this book more useful than that one?

今回はここまで。

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