熟語問題②

それでは、解答に入ります。

今回の熟語問題

・日本語に相当する英語の表現を言う場合に
□内に入るアルファベット1文字を記入して、正しい表現にしなさい。

① 〜を利用する (3語)
👉 t□k□   advant□g□  of

② A も B も両方とも
👉 bo□□  A  □□d  B

③  〜で有名だ(3語)
👉 be  f□m□□s  □□□

④  世界中(4語)
👉 a□□  o□□□  the  w□□d 

⑤  向こうに(2語)
👉 o□□□  □□ere

解答と補助解説

▶︎発音の解説で、カタカナを使って説明していますが、本当はそれは
好ましくありません(正確な音ではないので)。ですが、カタカナを用いて、ある程度の「音」を示さないとどうしても分かりづらいと思うので、あくまでも1つの「参考」として、読んでください。

① 〜を利用する(3語) 👉 take advantage of

👉 take advantage of 
▶︎t[a]k[e] の、[a] と [e] は、
マジックEの「音の約束」で、
[a] は「エイ(名前読み)」で、最後の [e] は発音しません。

🔴 a – e の「マジックE」の例
race , male , save , make , gave など

▶︎advantage は日本語としても使われますが、
語末の 〜tage の部分は、マジックEの発音となっています。
[a] の部分は「エイ」で、最後の [e] は発音しません。
※ちなみに、age(年齢)のマジックEの単語ですね。

ex. He must take advantage of his stay to study English. 
(彼は英語を勉強するために自分の滞在を活用しなければならない。)

② A も B も両方とも 👉  both A and B

👉  both A and B 
▶︎ both の [th] は軽く舌をはさんで息を吐く、という
日本人の苦手な発音です。気をつけましょう。

▶︎ and の[an] の部分は、[a] と [n] の音よみでOK 

ex. This cake is both delicious and cheap.
(このケーキは美味しく、しかも安い。)

③  〜で有名だ(3語) 👉 be famous for

👉 be famous for 
▶︎be は「be動詞」のことで、
それぞれの主語や「時」に応じた形がきます。

▶︎famous は「有名な」という形容詞ですが、
元の形は fame といって「名声」という意味です。
※fame もマジックEの単語で、[a]は「エイ」、[e]は発音
しません。
– この fame に -ous がついて
famous「有名な」という単語が成り立っています。
(fame の 最後の [e] は、発音しないから取れたのだと
思います。)

🔶語尾の -ous の役割
 ・-ous がつくと
「〜に満ちている」という意味の形容詞ができます。
その例として2つ挙げます。
[1] danger + ous = dangerous(危険な)
[2] advantage + ous =advantageous (有利な)

ex. This town is famous for apples.
(この町はりんごで有名です。)

④ 世界中(4語)👉 all over the world

👉 all over the world
▶︎all は「すべての」という意味で、
all で「オーウ」という発音で丸ごと覚えても役立ちます。
※「ル」ではなく「ウ」となっていることに注意!
(「ウ」は軽く添えるような感じで。)

🔴 all の発音が入っている単語
tall , call , fall , ball など意外とありますよ。

▶︎ over の[o]の部分は、「オウ」で名前読みです。
– [v]の発音は、下唇を軽くかんで「ヴッー、ヴッー」
のような音です。
それに -er の音を加えます。 [er] の音は…

「暗いアー」とも言います。
軽く口を開け、舌をあげた状態で、のどから「アー」と発音します。
◎はっきりと口を開かないこと。

⇨結局「オウヴァー(暗いアー)」のような音になります。

▶︎ world の [or]の部分は、
先ほど説明した「暗いアー」と同じです。
– それに [l] の音を加えます。

[l] の音の出し方
– 上前歯の裏に舌先を軽く当て、舌先を離しながら短く「ルッ」
(「ウ」に近い音になると思います)

※[or] は基本的は「オアー」(暗いアー)の音なのですが、
[wor]となると「オ」の音が抜けて「暗いアー」になる時が
あるので注意。

🔴[wor] の [or]は「暗いアー」
work, word, world 

ex. My dream is to travel all over the world.
(私の夢は世界中を旅行することです。)

⑤ 向こうに(2語) 👉 over there

👉 over there
▶︎ over の発音は④でも出てきましたが、
もう一度示しておきます。

・ over の[o]の部分は、「オウ」で名前読みです。
– [v]の発音は、下唇を軽くかんで「ヴッー、ヴッー」
のような音です。
それに -er の音を加えます。 [er] の音は…

「暗いアー」とも言います。
軽く口を開け、舌をあげた状態で、のどから「アー」と発音します。
◎はっきりと口を開かないこと。

⇨結局「オウヴァー(暗いアー)」のような音になります。

▶︎ there の [th] は、① both の [th} と少し違います。
– 舌の先っぽを前歯で軽く噛むような感じにするところまでは
both の[th]と同じです。
there の[th] は「息」ではなく、
「ズッ」と言いながら舌を引っ込めていく感じです。
⇨その後の [e] は「音よみ」で「エ」、[r]はそのまま「名前読み」
最後の[e]は発音しません。
「ゼアー」のような音になりますね。

ex. Look at the boys playing soccer over there.
(向こうでサッカーをしている少年たちを見てごらん。)

 

 

今回はここまで。

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