「語順が全て」で前回は、
「語順」の基本についてお話しました。
今回は、英語の文の種類について
考えていきたいと思います。
みなさんは、英語の文の種類は、
その構造からして大きく何種類に分かれると思いますか。
答え:5種類
おそらく一番一般的な分け方をすると、
5種類になると思います。
その5種類とは・・・・
①肯定文
:「~である」と物事を事実であると認める文
👉教科書で一番最初に出てくる、
I like music.
(私は、音楽が好きです。)とか
I am a boy.
(私は少年です。)などのように
「主語」が「〜である」という事実を認める文を
肯定文と言います。
②否定文
:「~ではない」と物事を事実でないと認める文
👉教科書では、肯定文の次にたいてい「疑問文」が出てきます。
-Do you have a dog? ▶︎ Yes, I do. / No, I don’t.
-Are you from Australia? ▶︎ Yes, I am. / No, I’m not.
※このように、「疑問文」に対する No の答えの場合に
「否定文」の形が現れてくるので、
ここから、「否定文」を学ぶのが一般的です。
すなわち、
「主語」が「そうではない」と事実を認めない文を
否定文と言います。
③疑問文:相手に答えを求めるためにたずねる文
👉疑問文は、
「相手から様々な情報を得るため」に必要な大切な文です。
その「求める情報の種類」によって、さらに5種類に分類されます。
その1 基本疑問文
→ Yes / No で答えられる「~ですか」とたずねる文
▶︎「その事柄」が事実かどうかを確認するための
一番基本的な疑問文で、Yes / No 疑問文とも言われます。
・Can you swim very well? – Yes, I can. / No, I can’t.
(あなたはとても上手に泳げますか。)
・Did Emi go to the library? – Yes, she did. / No, she didn’t.
(エミは図書館へ行きましたか。)
その2 否定疑問文
→ Yes / Noで答えられる「~ではないのですか」とたずねる文
▶︎「基本疑問文」と同じように Yes / No で答えられますが、
それをわざわざ「否定」の形で疑問文にすることにより、
そこに「話者」の何らかの感情が入り込んでくる疑問文です。
・Can’t you swim very well?
【例えば -上手に泳げると思っていたのに、という気持ちを含む】
・Didn’t Emi go to the library?
【例えば – エミが図書館に行かなかったなんて信じられない、という
気持ちを含む】
その3 WH疑問文
→ WH疑問詞を用いたたずねる文
▶︎それぞれの疑問詞を用いることにより、Yes / No 以外の
「もの」や「人」、「場所」などの情報を得ることができます。
・What is that? – It’s Ken’s umbrella.
【what で「それが何であるのか」の情報を得ています】
・How many times have you ever been to Sapporo? – Three times.
【how many times で「札幌に行った回数」の情報を得ています】
その4 選択疑問文
→ 複数のものを取り上げて、その中から1つを選択させるたずねる文
▶︎or を用いて、「選択肢」を明示し、相手に選ばせる問題です。
・Do you like dogs or cats? – I like cats.
(あなたは犬が好きですか、それとも猫が好きですか。)
・Which color do you like better, red or blue? – I like blue.
(赤と青ではどちらの色がより好きですか。)
その5 付加疑問文
→ 「~ですね」と相手の同意や確認を求める文
▶︎文末に、疑問文を「付加」して、相手に同意や確認を求めます。
・You are a good shogi player, aren’t you?
(あなたは将棋が上手いですね。)
・They went to Aomori yesterday, didn’t they?
(彼らは昨日青森に行きましたね。)
④命令文
:相手に何かをするように/しないように指示する文
👉その場で、相手に対して直接何かを指示する文のことで、
その相手に対して強い圧力をかけていきます。
・Open the window.
(窓を開けなさい。)
・Don’t be late for school.
(学校に遅刻するな。)
⑤感嘆文
:物事を感動、驚きをもって強調して表現する文
👉その場面で、出来事に大きく感動や驚いたことに対して、
what や how を用いる特別な文の形です。
・What a good bike this is!
(これはなんていい自転車なんだ!)
・How beautiful that river is!
(あの川はなんて美しいんだ!)
・・・の5つです。
みなさんわかりましたか。
次回からは、
この5種類の文について、
できるだけ簡潔に説明していく予定です。
今回はここまで。
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