肯定文②

今回は、「文の種類~肯定文」の2回目です。

前回は、
助動詞の肯定文とbe動詞の肯定文について
説明しましたので、

今回は、
一般動詞と現在完了の肯定文について
見てみましょう。

まずは、一般動詞の肯定文です。

目次

助動詞、be動詞がなく、一般動詞を含む肯定文

タイトルが少し長くなりましたが、おそらくこれが
正確な表記になると思いますので、お許しください。

・一般動詞の肯定文であれば、基本的には、

主語+一般動詞 ~. の形で表現できます。

・ただし、一般動詞には、肯定文の場合 do / does / did が隠れていますので、正確には、

・主語+(do / does / did) 一般動詞 ~. の形となります。

この隠れている do / does / did 実は助動詞なのです。

do / does / did は、一般動詞の否定文や疑問文の時、姿を現しその文を構成します。
しかも、do / does / did が出てくると、動詞は原形になります。

→これって、何かと似ていませんか?
そうなんです。助動詞と似ていますよね。

ただ、今まで習ってきた助動詞と違うところは
意味がないこと、と肯定文の時に隠れているという点です。

これについて少しお話します。

助動詞 do / does /did に意味がない?

👉紛らわしいですが、do には動詞もありますよね。
do / does / did 【動詞】「(ある行為を)する」
→ ということは 【助動詞】do / does / did も基本的には「(ある行為を)する」という意味をもっているのです。
ただ、一般動詞では、その動詞自身で、「~をする」という意味をもってしまっているので肯定文では姿を隠してしまったと、考えた方がいいようです。

でも、時々
ex.1  I do love you.
こんな英文を見かけたことはないでしょうか。
この do を「動詞」と説明している人もいるようですが、それはおかしいです。
だって、その後ろに love という別な一般動詞があるからね。
ーこの do は普段は隠れていた【助動詞】do で、これが現れてきたということは、
「(ある行為)をする」という強調する役割をしているのです。

意味は、
「私は、本当にあなたのことを愛しているのよ」などのようになると思います。

・同じ意味(~をする)という意味を現在の助動詞 が do / does の2種類が
あるのは、英語が「3単現」という「状況」を重視している証拠だと思われます。
(助動詞にはたいてい過去の形があります。can → could / will → would など。)

それでは、一般動詞の例文を挙げます。

① I have a new bag. ※助動詞 do が隠れています。
(私は新しいカバンを持っています。)

② Ken runs in the park every day.  ※助動詞 does が隠れています。
(ケンは毎日公園を走ります。)

③ They played baseketball yesterday.  ※助動詞 did が隠れています。
(彼らは昨日野球をしました。)

④ You took this picture near the lake.  ※助動詞 did が隠れています。
(あなたは湖の近くでこの写真を撮りました。)

 

それでは、次は現在完了についてのお話です。

現在完了の肯定文

・現在完了については、詳しくは別な機会に説明しますが、
基本的なニュアンスは、「過去と現在をつなげる」文のことです。

・現在完了の肯定文であれば、一般的には、

主語+ have / has過去分詞 ~. の形で表現できます。

現在完了の have / has も文法的にはなんと助動詞なのです。

・現在完了の have / has は「過去と現在をつなげる」しるし、と覚えても
特別問題はないのですが、日本の文法的に言うと
・・・現在完了の have / has は助動詞 になります。

・現在完了の助動詞に have / has があるのは、
英語という言語が、do / does  と同じように「3人称・単数・現在」の状況を重要視しているという証拠です。
・また、have / has の後に形が変わらない過去分詞がくるというのは、
進行形や受動態と同じように、have / has を伴った過去分詞は「(完了形における動詞の)原形」と捉えられているようです。

→このように考えていくと、英語のすべての肯定文の基本形は、

主語+助動詞動詞の原形 ~. と言えるのかもしれません。

それでは、現在完了の例文を挙げます。

① I have played the piano for ten years.
(私は、10年間ずっとピアノを弾いています。)

② She has just finished doing her homework.
(彼女はちょうど宿題をやり終えたところです。)

③ They have seen this movie before.
(彼らは以前にこの映画を見たことがあります。)

④ You have lived in Hirosaki since 2010.
(あなたは、2010年からずっと弘前に住んでいます。)

まあ、それでも中学生のレベルでは、
現在完了の時は、 have / has + 過去分詞 という形を用いて、
否定文は、→ have / has not +過去分詞、
疑問文は、→ have / has を文頭にもってくる、
という理解で十分だと思います。

肯定文の解説はこれで終わりです。

 

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