文の種類について。
今回からは、「否定文」に入ります。
まずは、「否定文」とは、どんな文のことかです。
否定文って?
・「否定文」とは、名前の通りあることを「否定」する文のことです。
否定文=「~ではない」と物事を事実でないと認める文
・「否定文」と言えば、出てくる単語は、
not です。
ーnot の一番大切な特徴は、
not は、その右側を否定する、ということです。
例文1 I’m not Ken. → not の右は Ken:ケンではない
例文2 Ken does not have money. → not の右は have:持っていない
例文3 Tom can not swim. → not の右は swim:泳げない(助動詞があるので)
この基本的な not の性格を覚えて否定文を見ていきましょう。
助動詞を伴う否定文
・助動詞を伴う否定文であれば、基本的には、
主語+助動詞+ not +動詞の原形~. の形で表現できます。
それでは、基本的な助動詞の否定文の例を、参考として肯定文とともに挙げます。
①will:未来・意思を表す助動詞「~でしょう、~するつもりだ」
肯定:Ben will go to Shikoku next summer.
否定:Ben will not go to Shikoku next summer.
(ベンは、来年の夏四国に行かないだろう。)
※ will not の短縮形 → won’t (綴り、発音に注意しましょう。)
②can:能力・可能を表す助動詞「~することができる」
肯定:I can swim for an hour.
否定:I can not swim for an hour.
(私は1時間泳ぐことができない。)
※ can not の短縮形 → can’t, cannot
③must:義務・必要を表す助動詞「~しなければならない」
肯定:Emi must drink water now.
否定:Emi must not drink water now.
(エミは、今水を飲んではいけません。 must not:~してはいけない)
※ must not の短縮形 → mustn’t(発音注意! 真ん中の t の音がなくなります。)
~must でさらに注意するポイント~
must = have / has to ですが、否定文になると意味が変わります。
肯定:She has to take the test.
(彼女はそのテストを受けなければなりません。)
否定:She doesn’t have to take the test.
(彼女はそのテストを受ける必要はありません。)
※don’t have to =「~しなくてもよい、~する必要はない」
(don’t は、場合に応じて doesn’t、didn’t に変わるときもあります。)
④-1 may:可能性を表す助動詞「~かもしれない」
肯定:We may have a lot of rain today.
否定:We may not have a lot of rain today.
(今日はたくさん雨が降らないかもしれない。)
※ may not の短縮形はありません。
④-2 may:許可を表す助動詞「~してもよい」
肯定:You may go home.
否定:You may not go home.
(あなたは帰宅してはいけない。※may not:~してはいけない<不許可>)
※ must not と同じ意味ですが、may not の方がやわらかい、軽い表現です。)
⑤should:義務・当然を表す助動詞「~すべきである、した方がよい」
肯定:You should learn how to ski.
否定:You should not learn how to ski.
(あなたはスキーの仕方を学ぶべきではない。)
※ should not の短縮形 → shouldn’t
助動詞がなく、be動詞を含む否定文
・助動詞がなく、be動詞がある否定文は、
主語+be動詞 + not ~. (進行形、受動態含む)の形になります。
それでは、基本的なbe動詞の否定文の例を、参考として肯定文とともに挙げます。
① am(主語が I で、現在形の場合のbe動詞)
肯定:I am very happy.
否定:I am not very happy.
(私はあまり楽しくない。※ not very →「あまり~でない」)
※ am not には短縮形はありません。
② is(主語が I , you 以外の単数、現在形の場合のbe動詞)
肯定:This car is used by Tom’s father. ※be + 過去分詞:受動態
否定:This car is not used by Tom’s father.
(この車はトムの父によって使われていない。)
※ is not の短縮形 → isn’t
③ are(主語が you と複数、現在形の場合のbe動詞)
肯定:Ken and Bob are in the same room.
否定:Ken and Bob are not in the same room.
(ケンとボブは同じ部屋にはいません。)
※ are not の短縮形 → aren’t
④ was( is , am の過去形)
肯定:Eri was washing the dishes in the kitchen. ※ be + 現在分詞:進行形
否定:Eri was not washing the dishes in the kitchen.
(エリは台所で皿を洗っていませんでした。)
※ was not の短縮形 → wasn’t
⑤ were( are の過去形)
肯定:You were taller than Tom in those days.
否定:You were not taller than Tom in those days.
(あなたは、当時トムより背が高くはなかった。)
※ were not の短縮形 → weren’t
今回はここまで。
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