今回は、「③動名詞と to 不定詞」の解答編です。
すこし、動名詞と to 不定詞の名詞的用法の説明が難しかったかもしれませんが、基本的な「ニュアンス」を押さえておけば、後から応用がきくようになるので、頑張っていきましょう。
さて、それでは本題に。
③動名詞と to 不定詞 の解答です。
それぞれの( )内の動詞を、正しい英文になるように正しい形にしなさい。ただし、2語になるものもあります。
また、正しく直した英文の日本語の意味も書きなさい。
① I want ( travel ) around the world some day.
② Let’s stop ( talk ) in class.
③ We decided ( buy ) a new house.
④ Emi hopes ( visit ) her grandfather in the USA next year.
⑤ Ken gave up ( run ) in the park because of the rain.
<模範解答>
① I want to travel around the world some day. ※to 不定詞(名詞的用法)
(私はいつか世界中を旅行したい。)
② Let’s stop talking in class. ※動名詞
(授業中は話をすることをやめましょう。)
③ We decided to buy a new house. ※to 不定詞(名詞的用法)
(私たちは新しい家を購入することを決めた。)
④ Emi hopes to visit her grandfather in the USA next year. ※to 不定詞(名詞的用法)
(エミは来年アメリカにいるおじいちゃんを訪問することを望んでいる。)
⑤ Ken gave up running in the park because of the rain. ※動名詞
(ケンは雨のため公園で走ることをあきらめた。)
各問題のチェックポイント!
①のチェックポイント!
・want は「欲する、望む」という意味で「未来の行動」を言及する動詞なので、to 不定詞をとります。
・some day で「いつの日か」という熟語です。some days でないので注意!
(someday とくっつけて書く表記の仕方もあります。)
②のチェックポイント!
・stopの後ろに動詞が来て、「~することをやめる」という意味にする場合は、動名詞がやってきます。(stop は「未来の行動」を言及する動詞ではない。)
・in class で「授業中に / で」という熟語です。
③のチェックポイント!
・decide は「(これからのことを)決心する、決定する」という意味で「未来の行動」を言及する動詞なので、to 不定詞をとります。
④のチェックポイント!
・hope は「(これからのことを)希望する」と言う意味で「未来の行動」を言及する動詞なので、to 不定詞をとります。
⑤のチェックポイント!
・give up の後に動名詞が来て、「~することをあきらめる」という意味になります。
(give up は「未来の行動」を言及する動詞ではない。)
・because of 名詞 で「名詞のために」という熟語です。
動名詞、不定詞を目的語にとる動詞について
このように、動名詞と to 不定詞(名詞的用法)は、両方とも
動詞の目的語として用いられますが、中学生レベルで簡単にまとめます。
・動名詞だけを目的語としてとるもの
→ enjoy(楽しむ)、finish(終える)、stop(やめる)
※stop の後ろに to 不定詞 が来ている場合は、「副詞的用法」です
ex.1 She stopped taking a picture. 彼女は写真をとることをやめた。
ex.2 She stopped to take a picture. 彼女は写真をとるために立ち止まった。
・to 不定詞だけを目的語としてとるもの
→ hope(希望する)、want(~したいと思う)、expect(~するつもりである)
◎動名詞も to 不定詞 も両方ともとるが意味が違うもの
a) forget (忘れる)
→ ① forget ~ing:~したことを忘れる ② forget to 不定詞:~し忘れる
b) remember(覚えてる)
→ ① remember ~ing:~したことを覚えている ② remember to 不定詞:~することを覚えている
今回はここまで。
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