今回からは、
「現在完了進行形」についての基本を問題で確認しましょう。
※最初の解説の部分は、
「語順が全て(解説だけ)」のカテゴリーの「現在完了進行形」と同じです。
既に、目を通したことのある方は、この解説を飛ばして、
直接問題に挑戦してみてください。
「現在完了進行形」とは・・・
先に例文を１つあげて、それを用いて説明していきます。
| It has been raining for three days. 「３日間雨が降り続いています。（今も）」 |
・最初にも記したように、
この形は、【現在完了形】と【進行形】を組み合わせたものなので、当然その２つのニュアンスを兼ね備えています。それぞれを簡単に確認すると、
【現在完了形】
👉「過去から」つながる状態で、その影響が現在に及ぼす表現。視点が「現在」にある。
【進行形】
👉「進行中の行為や活動を表現」する形。基本的に、「短い時間の１点」における動作を表現します。
すなわち、現在完了進行形を簡単にまとめると下記のようになります。
| 【現在完了進行形】👉主語 ＋ [have / has been ＋動詞の ing形] |
| 【その意味】 👉過去のある時点で始まった行為や活動が、ずっと今現在も継続していることを表す ※「現在進行形」は、「今」という時点における「進行中」の動作を表現しますが、 「現在完了進行形」は、「その動作が過去のある時点から今もずっと続いている」ことを表します |
| 🔴【現在進行形】と【現在完了進行形】の違い 👉「現在進行形」は、まさの「今」の現時点における「進行中」の動作を表現します。 一方「現在完了進行形」は、「その動作が過去のある時点から始まり、(なんと)今現在も続いている」ことを表します。 ※それぞれの表現するタイムスパン(時間の幅)の長さが違うことに注意しましょう。 |
最初に取り上げた例文では、
It has been raining for three days.
👉「３日前」から「雨が降り始め」、そして今現在も「降り続けている」のです。この表現では、「３日間はずっと」のように「長い期間」その状況が続いていることを表現します。
・それと現在進行形をちょっと比較してみましょう。
It‘s raining now.
👉この形であれば、「今、現在は」雨が降っている、ことを表しますが、
その「前後」はどうなのかは、はっきりしません。
・１時間に降り始まったのか
・10分後には降り止むのか
はわからず、とにかくに「今、現在」という「短い期間」でのことを表現しています。
現在完了進行形の否定文と疑問文
👉現在完了進行形の否定文・疑問文は…
「現在完了形」の否定文・疑問文の作り方と同じです。
| 【現在完了進行形】の否定文・疑問文 ・否定文 ▶︎ 主語 ＋ [have/has] not ＋been 〜ing ・疑問文 ▶︎ [Have/Has] 主語＋ been 〜ing …? |
◎例の It has been raining for three days. であれば
・否定文 (現在完了の have/has の後ろに not)
👉 It has not been raining for three days.
・疑問文 (現在完了の have/has を文頭にもってくる)
👉 Has it been raining for three days?
となります。
今回は、この基本を押さえた上で問題に挑戦しましょう。
今回の５問です。
次の日本語を、( )内の条件に合うように英語にしなさい。
※語数には、コンマ(,) やピリオド (.) の符号を含みません。
① どのくらい長くあなたはエミを待ち続けているのですか。
( have, waiting を用いて、8語)
② 私の母は、私の健康をずっと心配し続けている。
( has, worrying, health を用いて、8語)
③ ケンは今朝からずっと自分の部屋を掃除しています。
( has, cleaning, since を用いて、9語)
④ メイは、2年間ずっと中国語を勉強しています。
( May, has, studying を用いて、8語)
⑤ なぜ最近はこんなに雪が降り続けているのでしょうか。
( has, snowing, so much, lately を用いて、8語)
解答・解説は次のページで。
コメント