疑問文④否定疑問文

今回から、疑問文の中の2種類目
否定疑問文についてお話しましょう。

確認で、疑問文の種類には、以下の5種類がありましたね。

この疑問文にもいくつかの種類があり、

・基本疑問文:Yes / No で答えられる「~ですか」とたずねる文
・否定疑問文:Yes / No で答えられる「~ではないのですか」とたずねる文
・WH疑問文:WH疑問詞をもちいたたずねる文
・選択疑問文:複数のものを取り上げて、その中から1つを選択させるたずねる文。
・付加疑問文:「~ですね」と相手の同意や確認を求める文

に分けられます。

今回は、そのうち、2番目の
否定疑問文について見てみましょう。

目次

 否定疑問文って?

・「否定疑問文」という言葉も「基本疑問文」と同じように、
中学校ではあまり使われることのない語句だと思います。

・「基本疑問文」は「~ですか」という単純な形の疑問文ですが、
「否定疑問文」「~ではないのですか」という否定形の疑問文です。

・「基本疑問文」も「否定疑問文」の YES / No で答えらる疑問文なので
どちらも Yes / No 疑問文とも言います。

すなわち
・Yes / No 疑問文
→ 「~ですか」=「基本疑問文」
→「~ではないのですか」=「否定疑問文」

ということになります。

否定疑問文と基本疑問文の違い

・基本疑問文も否定疑問文も、どちらも Yes / No で答えられる質問なら
違いがないのでは?という人もいるかと思いますが、

違いはあります。

わざわざ、基本疑問文ではなく、否定形で質問するのは、そこに

「意外な気持ち」や「他者への願望、非難」などの感情が、
込められているのです。

例えば、
基本:Are you tired? (あなたは疲れてますか。)
否定:Aren’t you tired? (あなたは疲れていないのですか。)

であれば、
「基本疑問文」は、単純に「疲労度」を聞いているのに対して、
否定疑問文」は、例えば、
「あんなに肉体労働をしたのに、
→疲れていないの?」のような「驚いた気持ち
または
「みんながあんなに忙しく働ているのに、あなただけ何もしていないので、
→疲れていないよね?」のような「非難の気持ち」などをその表現に
含むことができるのです。

同じような意味なのに、別な表現があるというのは、
→そこに何らかの別なニュアンスがあるからなのです。

否定疑問文の作り方

・基本疑問文の作り方を詳しく説明したので、できるだけ
「否定疑問文」の作り方は、簡潔にお話します。

簡単に言うと、
「基本疑問文」の文頭の単語に not を付けた短縮形を使ってつくる
ということになります。
※基本的には短縮形を用います。

いくつか、「基本疑問文」を参考にして、例を挙げます。

①助動詞の場合
基本:Can you see that sign?     (あの標識が見えますか。)
否定:Can’t you see that sign? (あの標識が見えないのですか。)
ー答え方:どちらも Yes, I can. / No, I can’t.

②be動詞の場合
基本:Is this book interesting?  (この本はおもしろいですか。)
否定:Isn’t this book interesting? (この本はおもしろくないのですか。)
ー答え方:どちらも Yes, it is. / No, it isn’t.

③一般動詞の場合
基本:Do you remember me?   (私を覚えていますか。)
否定:Don’t you remember me?  (私を覚えていないのですか。)
ー答え方:どちらも Yes, I do. / No, I don’t.

④現在完了の場合
基本:Has Kumi lived here for a long time?   (クミはここに長く住んでいるのですか。)
否定:Hasn’t Kumi lived here for a long time? (クミはここに長く住んでいないのですか。)
ー答え方:どちらも Yes, she has. / No, she hasn’t.

否定疑問文は、「答え方」で混乱する人が多い!

上記の例文を見てもわかるように、

否定疑問文の答え方は、「基本疑問文」とまったく同じです。

では、「混乱する」ことはなさそうですが、
その間に「日本語」が入ってくると間違いをする人が多いのです。

上記の①の例文で説明しましょう。
基本:Can you see that sign?     (あの標識が見えますか。)
否定:Can’t you see that sign? (あの標識が見えないのですか。)

「基本疑問文」(あの標識が見えますか。)で
ーはい、見えます、と答える場合は、 Yes, I can.
ーいいえ、見えません、と答える場合は、No, I can’t.
となり、何も問題はありません。

ところが、「否定疑問文」(あの標識が見えないのですか。)になると、
ーはい、見えません、と答える場合は、No, I can’t.
ーいいえ、見えます、と答える場合は、Yes, I can.
となり、「日本語」と「英語」が一致しないように見えます。

これは、英語と日本語の特性から生じる違いなのです。

英語は、
Yes で、答えると必ず肯定を意味します。→例文では、I can see ~. を意味します。
No  で、答えると必ず否定を意味します。→例文では、I can not see ~. を意味します。

ところが、日本語は、
「はい」と答えると、「質問の文をそのまま認める」ことを意味します。
→すなわち「~が見えないのですか」であれば、「見えない」ことを認めるのです。
「いいえ」と答えると、「質問の文を認めない」ことを意味するのです。
→だから「~が見えないのですか」であれば
「見えない」ことを認めない・・・「見える」となるのです。

このような言語的な違いも
理解しながら、学んでいきましょう。

今回はここまで。

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