命令文①

文の種類について。

今回は、「命令文」です。

まずは、「命令文」とは、どんな文のことかについてです。

命令文って?

・「命令文」とは、名前の通り「相手に”何らかの行動をすること”を直接求める」文のことです。

命令文=相手に「何らかの行動をすること」を直接求める文

・相手に「何らかの行動をすること」を求める文なので、
「~しなさい」という時と、「~するな」と禁止する場合もあります。

それを分けて言うと
①「~しなさい」=肯定の命令文
(一般的に命令文と言えば、こちらを意味します。)
②「~するな / ~してはいけない」=否定(または禁止)の命令文
となります。

・命令文=肯定の命令文+否定(または禁止)の命令文

さて、(肯定の)命令文の特徴と言えば、
「動詞の原形」から始まること、ですよね。

・肯定の命令文:「動詞の原形」+~.
【※否定(禁止)の命令文: Don’t +肯定の命令文】

でも・・・

どうして命令文は「動詞の原形」から始まるのでしょう?

・まず、思い出して欲しいのは、英語の一番基本的な語順は、

「主語+動詞」

だったはずです。あとはこの後ろに
「動詞を補足するもの」や「時」や「場所」を示す言葉が来たります。

それなのに、
命令文には、一番肝心な「主語」がないではありませんか?

それはなぜか、というと・・・

命令文に「主語」がない理由

・まず、「命令文」に相手に「ある行動を強いる」文なので、
主語は、目の前にいる you であることは明らかです。

だから、普通に主語 you を加えてしまうと、
ex. 1  You study English. のように「あなたは英語を勉強する。」という
平叙文になってしまい、「命令」が伝わりません。

そこで、主語は目の前にいる you であることを条件として

命令文は、例外的に「主語」を省略することとして
ex.2  Study Englsh.

のようにしたようです。

次の疑問は、なぜ、命令文は動詞の原形から始まるのかです。

命令文が動詞の「原形」から始まるのは・・・

・上記のことから、命令文には「主語」がないのはわかったと思いますが、
それでは、なぜ「動詞は原形」なのか?

動詞には、それぞれ
原形、現在形、過去形、過去分詞、現在分詞の形がありますが、
なぜよりよりによって、命令文の場合は「原形」なのか。

それぞれの形が、どんな形かを確認しましょう。
①現在形・・・文の「時」が「現在」の時に用いる形
ー主語が、I と you の時は「原形」と同じ。主語が3人称の場合は、語尾に -(e)sが付く。
②過去形・・・文の「時」が「過去」の時に用いる形
③過去分詞・・・現在完了の時、そして「受動態」の時、さらに「受動態」の意味をもって修飾する時用いる形
③現在分詞・・・「進行形」の時、そして「進行形」の意味をもって修飾する時用いる形

そして、
原形」は・・・助動詞の時に使われる形、であったはず。
助動詞は、「動詞に意味を付け加える」ものなので、基本的に
「こらから先のこと、現実にはまだ起こっていないようなこと」を表現するものです。
例えば・・・
will:未来・意思を示す助動詞
→ これから先のこと
must:義務を示す助動詞
→ 今現在はまだしていないこと
can:可能・能力を示す助動詞
→ 「~する力がある」だけであって、今はその行為をしていない
・・・のような助動詞を具体的に見ればわかると思います。

すなわち、
「動詞の原形」とは、『文の「時」に影響されないこれから先のこと、まだ現実に起こっていないことを表現する形』なのです。

命令文は、相手に「これから何らかの行動をすること」を直接求める文なので
結局、「これから行われること」を命令しているわけです。

→そのため、命令文での動詞は、「原形」を用いることになったわけです。

※命令文の動詞が原形なのは、
相手に「こらから行われる行為」を求めているから。

 

それでは、具体的に命令文を見てみましょう。
まずは、肯定の命令文からです。

肯定の命令文

肯定の命令文は、「動詞の原形」+~. という形で「~しなさい。」という
意味になります。

命令文は、動詞の原形から始まり、
英語では動詞は be動詞 と 一般動詞 の2種類があるので、
その2つに分けて例文を挙げます。

①be動詞の場合
Be a good boy.  (いい子でいなさい。)
Be quiet in the library. (図書館では静かにしなさい。)
Be careful.  (気をつけなさい。)

②一般動詞の場合
Repeat after me.  (私の後に繰り返しなさい。)
Wait for Tom at the station.  (駅でトムを待ちなさい。)
Watch your step.  (足元に気をつけなさい。)

次に、否定(禁止)の命令文を見てみましょう。

否定(禁止)の命令文

否定(禁止)の命令文は、簡単に言うと Don’t +肯定の命令文. の形で、「~するな / ~してはいけません。」という意味になります。

否定(禁止)の命令文:Don’t +動詞の原形 ~. 「~するな / ~してはいけません。」

参考として肯定の命令文とともに、否定(禁止)の命令文の例を挙げます。

①be動詞の場合
ex.1 登校時間は守りましょう。
肯定:Be late for school. (学校に遅れなさい。・・・あくまでも例文なので。)
否定:Don’t be late for school.  (学校に遅れるな。)

ex.2 「間違い」をいかに考えるか。
肯定:Be afraid of making mistakes.  (間違いをすることを恐れなさい。)
否定:Don’t be afraid of making mistakes.  (間違いをすることを恐れるな。)

ex.3  「私の息子」に何があったのか。
肯定:Be kind to my son. (私の息子にやさしくしなさい。)
否定:Don’t be kind to my son. (私の息子にやさしくしないでください。)

②一般動詞の場合
ex.4 「そのこと」って何でしょう。
肯定:Worry about that.   (そのことについて心配しなさい。)
否定:Don’t worry about that.   (そのことについて心配するな。)

ex.5 否定の命令文は、かなり怒っている感じがありますね。
肯定:Speak to me like that.  (そのように私に話しなさい。)
否定:Don’t speak to me like that.   (そんなように私に話しかけるな。)

ex.6 花を大事に。でも部屋にも飾りたいですね。
肯定:Pick these flowers. (これらの花を摘みなさい。)
否定:Don’t pick these flowers.  (これらの花を摘んでいけません。)

否定(禁止)の命令文を、さらに強調したい場合は・・・

・こんな風に、Don’t を肯定の命令文の前につけると、ある行為を禁止することができます。

・でも、命令文っていう文は、「今、その時に」必要性があっていう文なので、
緊急性を帯びています。特に、「否定(禁止)の命令文」は、どちらかと言えば、
相手が何か悪いことをして、怒りながら「~するな」という場面が多いです。

その「否定・禁止」の度合いが強い時は、Don’t でなくNever を用いることもあります。

上記の否定(禁止)の命令文の例文で言うと、
ex.1 Don’t be late for school.
→  Never be late for school. (決して遅れるな。)
※遅刻常習者に対して教師が言いそうな言葉です。

ex.4 Don’t worry about that.
→ Never worry about that. (決して心配するな。)
※これは、心配しすぎている人にかける温かい言葉のようです。

ex.5 Don’t speak to me like that.
→  Never speak to me like that.
(決して私にそんな風に話しかけるな。)
※相当、相手は無礼な言い方をしたのが伝わります。

否定(禁止)の命令文を、同じ意味で別な表現をすると・・・

・否定(禁止)の命令文は、基本的に「~してはいけない。」という意味なので、
助動詞を使って別な表現ができます。

使う助動詞は、must です。
must not (mustn’t) +動詞の原形で、「~してはいけません。」という意味です。
・命令文は、その場にいる「相手」に対して言う文なので、主語you になります。

否定(禁止)の命令文You must not (mustn’t) +動詞の原形~
※ここの「=」は、「ほぼ同じ」というニュアンスで使っています。

否定(禁止)の例文で言うと、
ex.2  Don’t be afraid of making mistakes.
You mustn’t be afraid of making mistakes.

ex.6  Don’t pick these flowers.
You mustn’t pick these flowers.

となります。

今回はここまで。

 

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