命令文②

前回で、命令文の基本的な形は確認しました。
それを、もう一度簡単に復習しましょう。

目次

命令文の基本

命令文とは、「何らかの行動をすること」を求める文で、
大きく2つに分けられます。

命令文=肯定の基本文+否定(または禁止)の命令文
①肯定の命令文:「~しなさい。」
→ 動詞の原形+~.
②否定(または禁止)の命令文:「~するな / ~してはいけない。」
→ Don’t +動詞の原形+~.

それでは、この命令文を基にした表現を見てみましょう。

please と命令文

please を命令文につけると
「どうぞ~してください / ~しないでください。」という丁寧な言い方になります。

ex. 1  Open the door.
→ 丁寧な表現に。
Please open the door. / Open the door, please.
(どうぞ戸を開けてください。)

ex. 2  Don’t leave me alone.
→ 丁寧な表現に。
Please don’t leave me alone. / Don’t leave me alone, please.
(どうかわたしを一人にしないでください。)

このように、命令文に please を付ける時は、前にも後ろにもつけれます。
Please 命令文. = 命令文, please.
※後ろに please を付ける時は、コンマ(,) をつけるので注意!

let’s と命令文

let’s を「肯定の命令文」のにつけると、
「~しましょう。」という提案・勧誘を意味する表現になります。
また、その「提案・勧誘」に対して
応じる時は let’s を用いて Yes, let’s 断るときは No, let’s not. と答えます。

ex. 1 Take a walk in the park.
→ 提案・勧誘の表現に
Let’s take a walk in the park. - Yes, let’s. / No, let’s not.
(公園を<一緒に>散歩をしましょう。)

ex. 2  Listen to him carefully.
→ 提案・勧誘の表現に
Let’s listen to him carefully.   – Yes, let’s. / No, let’s not.
(注意深く彼の話を聞きましょう。)

注意するポイント
① let’s は please と違って、命令文の後ろにつくことはありません。
② let’s の後に「否定(または禁止)の命令文」は来ません。

Let’s + don’t ~. の形はありませんが、別な表現があります。

Let’s ~. の否定の表現

Let’s ~. の「否定の表現」は、
Let’s + not +命令文. で「~しないようにしましょう。」という意味になります。

ex. 1  Let’s talk about that.
→ 否定に
Let’s not talk about that. (それについては話さないようにしましょう。)

ex. 2  Let’s forget this plan.
→ 否定に
Let’s not forget this plan.  (この計画を忘れないようにしましょう。)

命令文と呼びかけ

命令文は、状況として
「目の前にいる相手」に、「何らかの行動をすること」を求める文なので、
よく「その相手の名前」を呼びかけていうことがあります。

そんなときは、基本的に
名前, 命令文. または 命令文, 名前. の形になります。
※コンマ (,) を忘れずにつけてください。

ex. 1  Sit down, Ken. = Ken, sit down.
(ケン、座りなさい。)

ex. 2  Look at the blackboard, Emi. = Emi, look at the blackboard.
(エミ、黒板を見なさい。)

 

これで、命令文はおしまいです。

 

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