it の使い方〜その４

2020年8月15日

it の４回目です。

今回は、
今までの it の使い方を確認しながら、
英作文に挑戦しましょう。

簡単にもう一度、it の機能を確認します。

it の便利な「受ける」機能

▶︎代名詞の it も、天候を示す it も基本的なニュアンスは
共通しています。

ex.1 What is this? It’s an eraser.
(これは何ですか。-それは消しゴムです。)

ex.2 Where did you see that cat yesterday?
– I saw it in the park.
(あなたは昨日その猫をどこで見ましたか。-公園でそれを見ました。)

ex.3 It‘s cloudy today.
(今日は曇りです。)

ex.4 It‘s easy for him to get up early.
(彼にとって早起きすることは簡単だ。9

それぞれの it を見てみると
ex.1 は質問の this を受けての代名詞の it、
ex.2 は質問の that cat を受けての代名詞の it、
ex,3 は周りの状況(ここでは天気)を受けての it、
ex.4 は頭で思い浮かべたことをまず it で受けて、
– その後に to get up early と具体的に説明しています。

どれも共通しているのは、
it は「何かを受ける」機能を持っているということです。

すなわち、
ex,1 の it は「前の文の this を受ける」働きをしています。
ex.2 の it は「前の文の that cat を受ける」働きをしています。
ex.3 の it は「周りの状況を受ける」働きをしています。
ex.4 の it は「頭の中で思い浮かべたことを受ける」働きをしています。

このように、it は、
そこに「性別」や「複数」などの特定の意味を含まない単語なので、
非常に多くのものを「受ける」機能を持つのです。

【it はおおよそ３つのもの「受ける」機能を持っています。】

① 前の文章の何かを受けている
👉代名詞の it
② 周りの状況を受けている
👉天気、曜日、寒暖、明暗などに関わる it
③ 話者が思い浮かべていることを受けている
👉形式主語の it など

さて、
レベルが少し高くなりますが、英作文に挑戦しましょう。