文の種類、「疑問文」の最後・6回目、
今回は、付加疑問文についてのお話をします。
疑問文の種類の確認
疑問文には以下の種類がありました。
・基本疑問文:Yes / No で答えられる「~ですか」とたずねる文 ・否定疑問文:Yes / No で答えられる「~ではないのですか」とたずねる文 ・WH疑問文:WH疑問詞を用いたたずねる文 ・選択疑問文」複数のものを取り上げて、その中から1つを選択させるたずねる文 ・付加疑問文:「~ですね」と相手の同意や確認を求める文 |
に分けられます。
それでは最後の「付加疑問文」について見てみましょう。
付加疑問文って?
・「付加疑問文」とは、「~ですよね」と相手に同意を求めたり確認したりする時に、平叙文(肯定文と否定文のことです)の後に「短縮の疑問形」を加えた疑問文のことです。
※平叙文とは・・・
上記にもあるように肯定文と否定文をまとめた文のことですが、正確に言うと、ピリオドで終わる文のことです。
・基本的に「付加疑問文」の構造は、
ー平叙文の後に「付加疑問」を加えた形で、
「平叙文、付加疑問?」(→ 付加疑問文)となります。
・「付加疑問」の部分は、その前の「平叙文」によって作り方が違います。
①平叙文が「肯定文」の場合
②平叙文が「否定文」の場合
それではどのように違うのかを確認しましょう。
2種類の「付加疑問」の加え方
①平叙文が「肯定文」の場合
この場合は、「付加疑問」の部分は、
→ 否定の短縮形+主語の代名詞(主格)? という形になります。
例を挙げましょう。「肯定」は「肯定文」、「付加」は「付加疑問文」を意味します。
[A]助動詞の場合
肯定:They can swim very fast.
→ they は代名詞でそのまま、can の否定形は can’t
付加:They can swim very fast, can’t they?
(彼らはとても速く泳げますね。)
[2]be動詞の場合
肯定:Kumi is kind.
→ Kumi の代名詞は she, is の否定形は isn’t
付加:Kumi is kind, isn’t she?
(クミはやさしいですね。)
[3]一般動詞の場合
肯定:You like baseball.
→ you は代名詞でそのまま、you like の否定形は you don’t だから don’t を使う
付加:You like baseball, don’t you?
(あなたは野球が好きですね。)
[4]現在完了の場合
肯定:Kumi has already finished her homework.
→ Kumi の代名詞は she, 現在完了を示す has の否定形は hasn’t
付加:Kumi has already finished her homework, hasn’t she?
(クミはもう宿題を終えましたね。)
②平叙文が「否定文」の場合
この場合の「付加疑問」の部分は、
→ 否定形を肯定に( not をとる )+主語の代名詞(主格)? という形になります。
例を挙げましょう。「否定」は「否定文」、「付加」は「付加疑問文」を意味します。
[1]助動詞の場合
否定:Ken won’t listen to his mother.
→ Ken の代名詞は he、won’t の not を取ると will
付加:Ken won’t listen to his mother, will he?
(ケンはお母さんの話を聞かないだろうね。)
[2]be動詞の場合
否定:You weren’t angry then.
→ you は代名詞でそのまま、weren’t の not を取ると were
付加:You weren’t angry then, were you?
(あなたはその時怒ってなかったよね。)
[3]一般動詞の場合
否定:Eri doesn’t have a bike.
→ Eri の代名詞は she、doesn’t の not を取ると does
付加:Eri doesn’t have a bike, does she?
[4]現在完了の場合
否定:Bob and his brotehr haven’t been to TDL before.
→ Bob and his brother の代名詞は they、現在完了の haven’t の not を取ると have
付加:Bob and his borhter haven’t been to TDL before, have they?
(ボブと彼の兄は以前にTDLに行ったことがありませんよね。)
今回はここまで。
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