比較について〜2つのもの・人に差がある場合④

今回の比較級の4回目で、
比較級を用いた、よく出題される表現について
確認しましょう。

比較級を用いた覚えておくべき表現

比較級は、2つのもの・人を比べる時に使う表現なので、
「どちらが~」とか「だれが~」と2者択一の質問の文と相性がいいです。

①「どちらが好きですか。」という表現

・「AとBではどちらが好きですか」という表現の場合・・・・
Which do you like better, A or B ?
の形を使います。
・それに対する答え方は
I like A better ( than B). 「私はAの方が好きです。」
となります。

ex.  Which do you like better, judo or kendo? 「柔道と剣道ではどちらが好きですか。」
Q: I like judo better ( than kendo). 「柔道の方が好きです。」

※取り上げていませんでしたが、
「B より A の方が好きだ」という表現は、比較級 better を用いて
→ like A better than B と言います。
( 「好きなもの」が 動詞 like のすぐ後ろ「目的語」の位置に来ます。)

~ちょっと応用編~

・which の部分は which sport や which season になったりもしますし、もちろん主語も you の他のものにもなります。
<例> Which color does Ken like better, blue or red ?  He likes blue better.

② who や which を主語として、比較級を用いるたずね方

・Who   +動詞 +比較級、A or B ? ➡「AとBでは、だれがが~ですか。」

・Which +動詞 +比較級、A or B ?  ➡ 「AとBでは、どちらが~ですか。」

ex.1  Who is taller, Ken or Tom? ・・・・・・・ ・Tom is.
(ケンとトムでは、誰がより背が高いですか。)
(トムです。)

ex.2  Who runs faster, Emi or May?・・・・・・・ May does.
(エミとメイでは、誰がより早く走りますか。)
(メイです。)

ex.3  Which is newer, my bike or yours?・・・・・Yours is.
(私の自転車とあなたのものではどちらが、より新しいですか。)
(あなたのです。)

ex.4  Which computer is better, this or that?・・・・This is.
(こちらとあちらではどのコンピュータがより良いですか。)
(こちらです。)

※答え方のポイント

be動詞を用いて質問されたときは、主語に合わせたbe動詞を使って答えます。
一般動詞を用いて質問されたときは
「現在」の文で「3人称」であれば、does / それ以外であれば、 do で答えます。
「過去」の文であれば、did で答えます。

※疑問詞 which について

関係代名詞の which は、「先行詞」が「もの」の場合だけ使えるのですが、疑問詞として使う場合は、「ひと」にも「もの」にも使えます。
すなわち、上記の ex.1 であれば、 who を which に代えて、
Which is taller, Ken or Tom ? としても正解です。

今回は、この内容について問題で確認しましょう。

今回の5問です。

①~⑤の日本語を(  )内の語数で英語にしなさい。

①ジョンとヒロでは、どちらが若いのですか。(6語)

②※①の答えとしてーヒロです。(2語)

③今朝あなたとあなたのお母さんとでは、どちらが早く起きましたか。(10語)

④あなたは犬と猫ではどちらが好きですか。(8語)

⑤※④は「あなた」自身に対する質問です。(4語)で答えなさい。

解答・解説は次のページで。

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