「to 不定詞」の3回目は
「動名詞」と「名詞的用法」を扱います。
動名詞とto 不定詞の名詞的用法の違い
・to 不定詞で、よく混乱するのが、動名詞との違いです。
なぜなら、
・to 不定詞の名詞的用法の意味は「〜すること」 ・動名詞は、ing形でその意味は「〜すること」 |
〜と日本語では、その違いがないからです。
中学校のレベルでは、
そのニュアンスの違いはそれほど気にしなくても
大丈夫ですが、
さらに英語の世界を知っていくと
そのニュアンスの違いが重要になってきます。
そこで、
今回はそのニュアンスの違いをできるだけ簡潔に
説明しますので、どうぞ参考にしてください。
動名詞の働きとニュアンス
▶︎動名詞とは、
ing形で「〜すること」を意味し、名詞の働きをするものです。
・使い方は違いますが、
ing形は、進行形でも使われる形で、そのニュアンスが
動名詞にも含まれています。
すなわち、
動名詞 (ing形) にも、「生き生きとした躍動感」があります。 |
ex. I like playing baseball.
(野球をするのが好き。
→実際に「野球をしている」様子をリアルに感じながら)
ex.2 Dancing together is a lot of fun.
(一緒のダンスをするのがとても楽しい。
→相手と「一緒に踊っている」様子をリアルに感じながら)
to 不定詞の働きとニュアンス
▶︎ to 不定詞は、前回も述べたように、
新しい情報・状況をリンクさせる働きがあります。 |
・「新しい情報・状況をリンクさせる働き」は、
そのニュアンスから、
「これから先のこと」や「可能性のあること」も
表現します。
ex.1 I like to play baseball.
(野球をするのが好き。
→そこには「躍動感」はなく、「新しい情報」を示しているだけ)
ex.2 To dance together is a lot of fun.
(一緒の踊ることはとても楽しい。
→そこには「躍動感」はなく、「新しい情報」を示しているだけ)
それでは、
これを押さえた上で、次の問題に挑戦してみてください。
今回の5問です。
日本語の意味になるように、( ) 内の英語を適切な形にしなさい。
ただし、2語になるものもあります。
① Did you enjoy ( take ) a walk in the park yesterday?
– あなたは昨日公園での散歩を楽しみましたか。
② It is important for us ( get ) up early in the morning.
– 私たちにとって朝はやく起きることは大切なことです。
③ Ken decided ( be ) a doctor.
– ケンは医者になることを決めた。
④ Let’s stop ( talk ) in the library,
– 図書館で話すのを止めましょう。
⑤ Have you ever tried ( eat ) natto ?
– あなたは今まで納豆を食べようとしたことがありますか。
解答・解説は次のページで。
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