それでは、解答です。
「it の使い方〜その1」解答
次の問題の it は、それぞれ何を受けてますか。
下記の、3つから選んで答えなさい。
・前の文章の何かを受けている
・周りの状況を受けている
・話者が思い浮かべていることを受けている
① It‘s getting dark here.
(ここは暗くなってきているね。)
② It‘s hot and humid today.
(今日は暑くてジメジメする。)
③ Emi loves listening to classical music. It always helps her relax.
(エミはクラシックを聴くのが大好きです。そうすることはいつも
彼女をリラックスさせます。)
④ It takes about half an hour to walk from here to the station.
(ここから駅まで歩けば約30分かかります。)
⑤ It was Saturday yesterday.
(昨日は土曜日だった。)
模範解答
① It‘s getting dark here.
▶︎周りの状況を受けている
② It‘s hot and humid today.
▶︎周りの状況を受けている
③ Emi loves listening to classical music. It always helps her relax.
▶︎前の文章の何かを受けている
④ It takes about half an hour to walk from here to the station.
▶︎話者の思い浮かべていることを受けている
(周りの状況を受けている、とも捉えることができる)
⑤ It was Saturday yesterday.
▶︎周りの状況を受けている
各問題のチェックポイントです!
今回は、
it は「何かを受ける」機能を持っているという点から
解説しています。
①のチェックポイント
・「周りの状況」が「暗くなっている」ことを表現しています。
👉その「周りの状況」を it で受けて表現しています。
②のチェックポイント
・天気のことを湿度も含めて表現しています。
👉話者がその「状況(ここでは天候に関わるもの)」を
it で受けて表現しています。
③のチェックポイント
・it の前に文章があるので、
「前の文章の何かを受けて」it を用いていることがわかります。
👉この it は、代名詞ですが、
前の文章の「クラシックを聴くこと:listening to classical music」の
部分を指しています。
※代名詞 it は、単語をだけを受けるのではなく、このように、 「文の一部」や「文全体」を受けることもできるので注意! |
④のチェックポイント
・話者が「ここから駅まで歩いて」と
「思い浮かべてる」ことを it が受けています。
👉そして、後から、そのことを説明するために to不定詞を用いています。
[思い浮かべていること It]+[時間がかかる takes 〜]
+[後から it の説明を加える to 不定詞〜] となっているのです。
※ただし、
ここでは、「ここから駅までの距離感」を「状況」として、
「状況を受けての it 」と捉えることもできます。
※大切なのは、it は「何かを受ける」機能を持っている、 という部分なので、このような部分は 「そういう考え方もあるな」というレベルでOKですよ。 |
⑤のチェックポイント
・昨日の「曜日」を表現していますが、
👉話者が「昨日の状況」を it で受けて表現しています。
時や天候・距離などを表す it
▶︎学校で、
よく「時や天候・距離」などを表す it というのは、
今回の解説では、
「周りの状況を受けている」it と同じニュアンスです。
今回はここまで。
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