「時」を表すー過去⑤

それでは、解答です。

「時」を表すー過去⑤の解答

次の日本語を英語にしなさい。
– 動詞は何になるのかに注目し、「過去形」と「過去進行形」
そして、助動詞の「過去形」のニュアンスにも気をつけてください。

① エミは2日前に図書館で太郎に会いました。

② あなたはその時何をしていましたか。

③ 父が帰宅した時私は皿を洗っていました。

④ この病院への道を教えてくれませんか。
※ could を用いて

⑤ ケンが正しいと私たちは思った。
※ right を用いて

模範解答

① Emi met Taro in the library two days ago.
▶︎過去形:過去のある時点での動作

② What were you doing then?
▶︎過去進行形:過去のある時点 (then)に進行中の動作

③ I was washing the dishes when my father came home.
(When my father came home, I was washing the dishes.)
▶︎過去進行形 (was washing):過去のある時点での進行中の動作
▶︎過去形 (came):過去のある時点での動作

Could you tell me the way to this hospital?
▶︎過去形 (could):助動詞 can の過去形を用いた丁寧な表現

⑤ We thought (that) Ken was right.
▶︎時制の一致により、thought と was が過去形

各問題のチェックポイントです!

①のチェックポイント
・主語は Emi で、動詞は meet を用います。
▶︎ここでは「2日前」と、過去のある時点を明記しているので、
🔴 meet の過去形 (met) を用います。 
※英語の文では、文の置き場所は
▶︎「主語」+「動詞」+「目的語等」+「場所」+「時」となるので、
👉 Emi met Taro in the library two days ago.
語順:[主語+動詞+場所 in the library +時 two days ago]

②のチェックポイント
・主語は you で、動詞は「動作を尋ねている」ので do です。
▶︎過去のある時 (then) における進行中の動作を質問しているので
🔴過去のある時点の進行中の動作を表現する過去進行形を用います。
※進行形なので、be + 〜ing 
▶︎主語が you なので、be動詞は are の過去形 were を用いて、
were doing を使います。
👉 What were you doing then?

英語で、「動作」を尋ねる時は、what do を用います。
[1] 現在進行形で、「今何しているの?」
⇨ What are you doing (now)?
[2] 過去進行形で、「その時何していたの?」
→ What were you doing (then)?
[3] 過去形で(進行中ではない)、「昨日何をしたの?」
⇨ What did you do yesterday?
現在形で、What do you do? と聞くと
「今やっている職業」をたずねる言い方になるので注意


③のチェックポイント
・2つの部分からなっている日本文です。
[1] 過去のある時点を表現
「父が帰宅した時」
▶︎「〜した時」とあるので 接続詞 when を用います。
– 主語は my father、動詞は come home を過去形にして came home
👉 when my father came home
※語順:when 主語+動詞
[2] [1] という過去のある時点に進行中の動作を表現
「私は皿を洗っていました。」
– 主語は I、動詞は wash を過去進行形にして was washing 
👉 I was washing the dishes
※語順:主語+動詞+目的語 (the dishes)

👉この2つを組み合わせて、
I was washing the dishes when my father came home.
(または、When my father came home, I was washing the dishes.)

④のチェックポイント
・日本語を見て、「道を尋ねる」丁寧な表現だと分かります。
▶︎道を尋ねる時の表現:tell me the way to 〜行き先
▶︎丁寧に尋ねる時の表現:Could you / Would you 〜?
※この2つをしっかり押さえた上で、英文を作ります。
👉 Could you tell me the way to this hospital?

⑤のチェックポイント
・日本語を英語の語順で読み取ると
– 「私たちは思った+ケンは正しいと」となります。
ここから、最初に主語は we で、動詞は think を用います。
▶︎ 日本語から、「思った」のは過去の状態を表す文なので
🔴状態を表す動詞 think の過去形 thought を用いて表現します。・

※ We thought +「思った内容」となるので、
「思った内容」を英語にします。
▶︎主語は Ken、動詞は be動詞を用いて、
Ken is right となります。
👉 We thought +[Ken is right}.

🔴ただし、ここで時制の一致が起きます。
▶︎「私たちが思った」のが、過去であれば、
その「思った内容」の過去であるはずだ、というのが
時制の一致の基本的な考えです。

◎そこから、
We thought +[Ken is right]. が
thought が過去形なので、Ken is right の is も過去形 の was にして
👉We thought (that) Ken was right. となります。
( 文をつなげる that は省略することもできます。)
語順:[主語+think (that) +思っている内容]

※これで、
「時」表現の「過去」は終了です。
次回は「未来」についてです。

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