「時」を表すー過去⑤

「時」を表すー過去の5回目。

今回は、
今までの総復習として、
「英作文」の問題に挑戦です。

▶︎以下の解説は、
「時」を表すー現在⑤ と同じです。◀︎

「英作文」をする場合は、
「日本語」を「英語」の語順に組み替える作業が必要です。
👉「英語」は、「語順」が「意味を決める」語順の言葉なので、

「日本語」を見て、
・主語は何?
・動詞は何?
・目的語はある?
・「時」や「場所」を表す部分は?

– などを、判断しなければいけません。
※これが、できなければ「英作文」は進みません。

英語の語順の基本は、
「主語」+「動詞」+「目的語/補語」+「場所」+「時」
です。

▶︎特に、
「動詞」の部分は、重要で、いろんな役割をします。
今回は、それを簡単に紹介しましょう。

「動詞」は、その次の語順を決定する

👉それぞれの「動詞」の特性により、その次に
・目的語をとるのか [1つとるのか / 2つとるのか]
・補語をとるのか 
・目的語と補語をとるのか
などのように「語順」を決定します。

例えば、cook という動詞を取り上げます。
ex. I cook /dinner/ every day.
[主語+動詞+目的語+時]
cook ▶︎目的語1つ:dinner
「夕食をつくる」

ex.2 I cooked /my grandmother/ dinner/ yesterday.
[主語+動詞+目的語1(人)+目的語2(もの)+時」
cook ▶︎目的語2つ:my grandmother と dinner
「祖母に夕食をつくってあげた」

🔴このように cook という動詞の特性により、
目的語を1つとる場合、2つとる場合があり、
それにより意味も変わるのです。
– また、2つとる場合も「その並び方」も決まっています。
(cook 人 もの➡️ 「人」に「もの」を料理してあげる)

このように、
動詞は、その後ろに来る言葉の順序(語順)を決めるのです。

「動詞」は「時」を表現する

👉「英文」の語順では、
強調しない限り、たいていは「文末」に
「時」に関わる部分がきます。

「主語」+「動詞」+「目的語/補語」+「場所」+「時」

でも、
これでは、「主語」の「行動」や「状態」が
「いつ」のことなのか
(現在のことなのか、過去のことなのか、未来のことなのか)が
わかりません。

▶︎そのため、
英語では「動詞」
その「時」に応じた形に合わせて形が変わります

例えば、eat(食べる)という動詞を取り上げましょう。
「現在」であることを示す時は – eat (または eats)
「過去」であることを示す時は – ate
「未来」であることを示す時は – will eat 
「現在完了」であることを示す時は – have(has) eaten

🔴eat を見てもわかるように、
英語では、その動詞の形により「時」を表現することができるのです。

▶︎また、「過去」では、助動詞も扱いました。
・can の過去 ⇨ could 
・will の過去 ⇨ would 
を中心として、助動詞の「過去形」が持つニュアンス、
時制の一致についても解説しました。

👉このように今回は、
「時」のうちの「過去」に注目して、
「過去形」と「過去進行形」、
そして助動詞の「過去形」のニュアンスを確認しました。

それでは、
「動詞」に注目して、英作文に挑戦しましょう。

今回の5問です。

次の日本語を英語にしなさい。
– 動詞は何になるのかに注目し、「過去形」と「過去進行形」
そして、助動詞の「過去形」のニュアンスにも気をつけてください。

① エミは2日前に図書館で太郎に会いました。

② あなたはその時何をしていましたか。

③ 父が帰宅した時私は皿を洗っていました。

④ この病院への道を教えてくれませんか。
※ could を用いて

⑤ ケンが正しいと私たちは思った。
※ right を用いて

 

解答・解説は次のページで。

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