2学年のポイント⑤〜比較(as〜as)

2学年のポイントの5回目。
今回から、「比較」を取り上げます。

▶︎「比較」というのは、
「2つ以上のもの•人」を「比べる」時に用いる場合の表現です。
「比較」は、大きく分けると3種類に分けられ、

①2つのもの•人を比べて同程度の場合
👉 as 〜 as という表現を用います
②2つのもの•人を比べて差がある場合
👉比較級という形を用います
③3つ以上のもの•人を比べて「一番〜だ」という場合
👉最上級という形を用います

となります。

※ですから、
この「比較」に関しては、
① as 〜 as ②比較級 ③最上級 という3回に分けて
ポイントを解説していきます。

今回は、
その「比較」の初回で、① as 〜 as を解説します。

as 〜 as の表現

2つのものや人を比べて、同程度の場合は、as 〜as の表現を用います。

as 形容詞/副詞 as【比較される対象】

ここで注意したいのは、
「形容詞」と「副詞」の部分です。
・形容詞とは
– 基本的に日本語では「~い」で終わる名詞を説明する言葉
👉 high(高い), long(長い), beautiful(美しい), cold(冷たい)など
・副詞とは
– 基本的に日本語では「~く」で終わる名詞以外のものを説明する言葉
👉fast(速く), well(上手に), hard(一生懸命に), early(早く)など

このような「形容詞」や「副詞」を as ~ as で挟みこむことで、
「同じくらい~だ」という意味になります。

以下は、肯定文、否定文、疑問文の例です。

as ~ as の肯定文

as 形容詞 / 副詞 as 【対象】
👉【対象】と同じくらい 形容詞 / 副詞 だ

ex.1  English is as difficult as math.
・・・形容詞 difficult「難しい」の場合
(英語は数学と同じくらい難しい。)
ex.2  I can run as fast as you.
・・・副詞 fast「速く」の場合
(私はあなたと同じくらい速く走ることができる。)

as ~ as の否定文

not(~)as 形容詞 / 副詞 as 【対象】
👉【対象】ほど 形容詞 / 副詞 ではない

ex.1  Ken is not as tall as Tom.
・・・形容詞 tall「背が高い」の場合
(ケンはトムほど背が高くない。)
ex.2  I can‘t swim as well as Emi.
・・・副詞 well「うまく」の場合
(私はエミほどうまく泳げない。)
as ~ as の否定文は、
「~ほど・・・でない」という意味になるので気を付けましょう。

as ~ as の疑問文

それぞれの肯定文を疑問文の形にします。
ex.1  Is Tim’s bike as new as Bob’s?
・・・形容詞 new「新しい」の場合
(ティムの自転車はボブのものと同じくらい新しいですか。)

ex.2  Does John get up as early as his mother?
・・・副詞 early「早く」の場合
(ジョンは彼の母と同じくらい早く起きますか。)

ここまで基本を押さえたら、
次は as 〜 as を用いた要チェックの表現も確認しましょう。

①「~のX倍・・・だ」という表現

☞ X times as ・・・as ~

ex.1  This river is three times as long as that one.
(この川は、あの川より3倍の長さだ。)
ex.2  This moutain is half as high as that one.
(この山は、あの山の半分の高さだ。)

※as ・・・as ~ の表現で、「x倍だ」という時は、
→ as ・・・as の前に X times をつけるとよい。
・2倍= twice as ・・・as ~
・4倍= four times as ・・・as ~
・半分= half as ・・・as ~

②「できるだけ早く」という表現

👉 as soon as possible / as soon as ~ can

ex.1  I will go back home as soon as possible.
できるだけ早く家に帰ります。)
ex.2  Call me back as soon as you can.
できるだけ早く折り返し電話をください。)

※もともとは「as ・・・as possible / ~ can」の表現ですが、
中学校のレベルでは上記の表現をまずはしっかり押さえましょう。

最後に、
as 〜 as と似ていますが、使い方が違う、
the same と言う単語についてです。

③「~と同じ」という表現

👉 the same ( as ~ )

ex.1  This car is the same as mine.
(この車は私のものと同じです。)
ex.2  This book is the same as that one.
(この本はあの本と同じです。)

※as ・・・as と the same as ~ との違いは、
ーas ・・・as は、その間に「形容詞か副詞」を置きますが、
the same as ~ の場合は、~の部分に「名詞」が来ます

 

今回はここまで。

 

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