前回では、
「未来」を表現するために、
助動詞 will を用いる方法を確認しました。
しかし、中学校の段階では、
will の他にもう１つの「未来」を表現する方法として、
be going to があって、
will = be going to と覚えている人も多いかと
思います。(もちろん中学校の段階ではそれでOKです）
今回は、
この be going to について
そして、will との違いも含めて確認していきます。
be going to で「未来」を表現
👉助動詞 will で「未来」のことを表現できたように、
be going to という形も「未来」を表現することができます。
基本的な形は、
🔴 be going to ＋動詞の原形 (〜するつもりだ、予定だ)
となります。
例を示しましょう。
| 【ケンは、新しい自転車を買うつもりです。】を英語に 👉 Ken is going to buy a new bike. [否定文に]👉 Ken isn’t going to buy a new bike. [疑問文に]👉 Is Ken going to buy a new bike? – Yes, he is. / No, he isn’t, |
👉be going to の英文は、
be動詞の否定文や、疑問文と同じ形で、文を構成することができます。
※中学校の段階では、
同じ「未来」を表現できるという意味で、
will ＝ be going to と理解でOKですが、
そこには、もちろんニュアンスの違いがあります。
(ニュアンスが違うので、「形」が違うのです。）
そこで、
今回は、そのニュアンスの違いまでに踏み込みます。
will と be going to には、
どんな違いがあるのでしょう。
will と be going to の違い
👉 will が表す未来
– 未来に自然にそうなるであろうことや推測を表現します。
ex.1 It will rain tomorrow.
(明日は雨になるでしょう。）
– 「未来」に対して「そうなる」という意思を表現します。
ex.2 I will go to Italy in the future.
(私は将来イタリアに行くつもりだ。)
※「意思」を表現する場合は、ほとんどが I will の形です。
| ◎ will は、 「自然にそうなるであろう」と思われる未来のことを表現 する未来を表す基本助動詞です。 – この「おそらくそうなるであろう」のニュアンスに I (または We) という主語が加わると ⇨「意思」を表すことになるのです。 ※ he/she will 〜の形で「意思」を表現することは あまりありません。 |
👉 be going to が表す未来
– go の進行形 を用いているところから、
「今現在その方向へ向かっている」ということが
明らかな場合使われることが多いです。
ex.3 It’s going to rain soon.
(雨がまもなく降りそうです。)
※It will rain tomorrow. を比べると、
「今現在 – 例えば雨雲があって雨が降りそうな状況が明らかな」
な状況での表現です。
(It will rain tomorrow. という文「現在」晴れであっても、
使えます。）
ex.4 We’re going to invite a lot of people.
(私たちはたくさんの人を招待する予定です。)
※この英文は、もうすでに「パーティ」などが計画されていて、
その準備が着々と進んでいて、もう準備が出来上がっている
状態での表現です。
| ◎ be going to は、 go が進行形が入っていることからもわかるように、 「もうその方向へ進んでいる最中」である、ことを 表現します。 – ここから、be going to の意味する「未来」は、 ・既に計画があって、それに向かって進んでいる ・今現在の周りの状況から、明らかにまず間違いなく 進むであろう 〜のように「原因」が明らかにもたらすであろう 明確な「目的先：結果」が見える場合に使われのです。 |
簡潔にまとめると、以下のようになります。
| ニュアンスの違い | |
| will | 未来に「自然にそうなるであろう」ことや推測、 自分の意思 |
| be going to | 「原因」が既にあって、それがもたらす「結果」へと確実に向かっている流れの中にいる |
今回の５問です。
①と②では、状況にふさわしいと思う英文の記号を書きなさい。
③〜⑤は、日本語のニュアンスに注意して( ) 内の単語を並べ替え、
正しい英文を作りなさい。
① 雨が降っていたが、寒さが厳しくなり、みぞれ混じりになってきた。
ア It’s going to snow.
イ It will snow.
② 「電話が鳴っているよ」と言われて、近くにいる人が言います。
ア I’m going to answer it.
イ I will answer it.
③ このカメラの使い方がわからないと言われて、あなたが英語で
答えます。
( you / how / will / it / to / use / show / I ).
④ エミは京都が好きで１年前から旅行の計画を立てています、そのことを
あなたが友達に英語で言います。
( this / Emi / visit / fall / going / to / Kyoto / is ).
⑤ 「私の息子は私の言うことを聞こうとしません。」を英文に。
( won’t / my son / to / me / listen ).
解答・解説は次のページで。
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